読書会 アナバプテストのヴィジョン(1)

7月28日は、講義の予定でしたが、都合により読書会に変更いたしました。突然の変更、申し訳ありません。
(なお、8月4日も読書会となりました。)

ただ、今回学ぶ、ハロルド・S・ベンダー『アナバプテストのヴィジョン』は、とても重要な本なのです。
宗教改革の光と影を見据える上で不可欠な資料の一つですし、そうした歴史的関心を超えて、キリスト者とはいったい何か、どう生きるべきなのか、教えられます。

我々が立ち返るべき場所は、宗教改革ではなくて、イエス・キリストです。
それでは、歴史を学ぶ意義とは何でしょうか。
それは、過去の成功と失敗を知り、現代に生かすことにあります。

過去の聖徒たちの力強い証と殉教は、今のキリスト者を揺さぶり、励ますものです。
また逆に、過去から無意識のうちに受け継いでいるものが本当に主の御心にかなうものなのか、常に聖書から、イエス・キリストの視点から問いかけねばなりません。

なお、本書の著者は、宗教改革時代のアナバプテスト運動を描くことを通し、そこから派生したメノナイト派のあるべき姿を問いかけることを目的としています。
しかしながら、当研究所は、教派的な関心で本書を読むのではなく、キリスト者のあるべき姿を求めています。

たとえば信仰を持った人が、自ら信仰を告白し、バプテスマを受ける。今ではごくごく当たり前なこととして、多くの教会で実践されています。
しかし、それはカトリック教会にとって当たり前のことではありませんでした。ルター、カルヴァン、ツヴィングリのような宗教改革の主流派にとっても同じことです。

「アナバプテスト」とは、教会が、イエス様を信じた人のみによって構成される。こうした、今ならあたりまえのことを実践した人たちです。しかし、カトリックからもプロテスタントからも言語を絶する迫害を受け、実に初代教会よりも多くの殉教者を出しました。
彼らが描いていた「教会」とは、「キリスト者」とは、いったい何なのでしょうか。一緒に学んでいきましょう。

邦訳は、一般には出回っていませんが、当研究所は、家名田弘氏による翻訳を所有しています。ただ、古い(1959?)訳でもあり、一部読みにくいところもあります。参加者に提供したテキストは、私が一部手を加えたものです。

英語を読むことに抵抗がない方は、以下のサイトに全文が公開されているので、そちらをご覧ください。
The Anabaptist Vision

また、この講座を今後も提供するために、御理解のあるキリスト者の皆様の御支援を必要としています。この講座を存続させたいと願うキリスト者の方は、以下を御覧下さい。
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